庭の訪問者シリーズ
朝、食卓前の窓を開けたら、ヤモリが網戸に張り付いていた。
どっから入ったのでしょうか。
見た目はグロテスクだが、だれかから「ヤモリは家を守ってくれる。」
と聞いたことがあり、ヤモリに対して好印象をもっていました。
窓に挟まって潰れたり、踏んづけしまったら、可哀相なので、
捕まえて外に逃がそうと指を近付けるとシッポをムチのように使い、
「びゅっびゅっ!」
と威嚇してきました。
それでもまた近付けると、結構俊敏に
「しゅしゅしゅしゅっ!」
と逃走モードに作戦変更。網戸のふちの方に。
つってもそれほどでもないので、すぐ首根っこを捕まえました。
すると、長い首を反転させて、私の人差し指を
「カプッ!」
「…」
イターッーッ
くない。
全く。
ヤモリには鋭い歯がなかった。
網戸を開け、「ポイッ」とドクダミの茂みに放した。
何かの役に立つって大切だなと思いました。
朝日を浴び、凛々しいヤモリ! 家の害虫食べてね。