一撃ブラジル

k-net2006-05-06

 成田を出発して28時間45分。やっとサンパウロ空港にたどり着いた。入国審査が終わり荷物を持ってゲートから出ると、「kainuma kyokushin ossu」と書いた紙を持った少年とそのかたわらに男性を発見!関係者に違いない。「kainuma kainuma」紙と自分の顔を指さしながら、ボディーランゲージ。ボアタルジ(こんにちは)、オブリガード(ありがとう)以上2つのポルトガル語と観光用の辞書を指差しながらコミュニケーション。その結果、迎えにきてくれたのは、グラウベのお父さんと弟と判明。('◇')ゞ
 車で約50分、ブラカンザという町にある、フィリョ師範の一撃アカデミーに到着。アカデミーの道場開き式典がとり行われているところでした。式典が終わると、地下1Fの広間で記者会見&計量が行われた。昼食後、アカデミーで一休みして(-.-) 、会場となる体育館へ移動した。


PM10:30いよいよ試合が始まった。

  • 1R 洪の中段蹴りがファビアーノのヒット。ペースを握る。
  • 2R 中段蹴りと膝で勝負にでる洪に対し、ファビアーノはパンチで応酬。ファビアーノのパンチが洪にヒット。洪はぐらつく。
  • 3R パンチを防ごうと洪は組んでの膝蹴りを多用。組みが多くホールディングの反則をとられる。終了直前、踵落しで頭部を斬られ出血。試合続行されるも、まもなく終了のゴング。

結果は3−0でファビアーノが勝者に。洪にとってはほろ苦い海外遠征試合となった。

↓試合後は傷の手当ての為、そのまま救急車で病院へ直行した。通訳の上西さんの案内で受付を済ませ、傷の手当てをした。
通訳の上西さんによれば、その病院の治療室には主治医1名、研修医1名、看護士1名、看護婦さん2名がいたようだ。皆、フレンドリーで和気藹々としていた事が印象に残っている。治療室の入り口に首にギブスをはめ、全身包帯だらけの男性がベットに横たわっていた。同じ日にロデオ大会があって、牛から落ち全身打撲だそうだ。主治医はその患者さんを治療し、へとへとだったらしく、洪の治療は研修医が行った。「髪の色と糸の色がいっしょで見えにくいよ。」とかいって心配させたが、無事治療は終わった。結局4針縫った。

その後、皆でレセプション会場に向かった。

つづく